お歳暮の豆知識:Q&Aコーナー

お歳暮(御歳暮)とは?

日頃お世話になっている方に対して、1年の締めくくりにお礼の気持ちと相手の健康を願う気持ちを物に込めて贈るものです。
その起源は江戸時代、毎年盆と暮れの時期に、長屋の大家さんや取引先に対し「日頃お世話になっています。これからも宜しくお願い致します」という意味を込めて、店子や商人が贈り物を持参したのが始まりの1つと言われており、それが商習慣と結びつき、現在のような形になったと考えられています。
また、お中元を贈った人にはお歳暮も贈るというのがマナーですが、両方贈る事が出来ない場合は、1年の最後を締めくくるご挨拶としてお歳暮の方がより重要な行事ですので、お歳暮のみ贈るようにしましょう。


「お歳暮(御歳暮)」っていつ贈ればいいの?

関西12/13~25まで。関東12月初旬~12/25まで

本来お歳暮を送る時期は、お正月の準備を始める「正月事始め」にあたる、12月13日~12月20日迄になります。
ただ、近年は贈る時期が早まってきており、12月初旬に贈る方も多いようです。
また、お中元と同じく地域差がある為注意が必要です。

※年内にどうしてもお歳暮が届られない時は、1月7日(関西は15日)までに届ける事が可能なら、「お年賀」として贈ると良いでしょう。
それ以降に届ける場合は2月3日頃までに「寒中御伺」として贈りましょう。



どんな「のし紙」をかければいいの?

御歳暮のし紙イメージ

●のし紙
紅白(赤と金色で印刷されている)の5本(又は7本)花結び(蝶結び)の熨斗が付いたデザインのものを用います。 (通称=花結び祝い=一般お祝い用)

●表書き
濃い色の墨を用いて楷書体で書くのが基本です。献辞(上書き)は水引中央結び目の上に「御歳暮」と書き、名前書きは水引中央結び目の下に献辞よりやや小さめにして「フルネーム」で書き入れます。

また、持参して手渡しする時は外のし(包装紙で品物を包んだ上からのしをつける事)宅配便などで送る時は内のし(品物の箱に直接のしをつけて、その上から包装紙で包む事)という場合が多いようです。



喪中の時はどうしたらいいの?

喪中は一般的に、お祝い事の関わることは避けたほうがいいとされる期間ですが、お歳暮は感謝やお礼の意味を持つ贈り物でありお祝い事とはされていない為、贈っていいものとされています。これは、先方が喪中の場合でも同様で、贈っても問題ありません。
ただ、忌中の場合は控えるのが望ましく、仏式では四十九日、神式では五十日を過ぎてから贈る方が良いでしょう。


どんな物を贈ればいいの?

お歳暮は1年の締めくくりとなる時期に贈るため、相手が家族で楽しむ事が出来る下記のような品物が人気で、家族で囲める食べ物だけでなく、お正月料理に使える食材もおすすめです。
また、近年では相手に好きなものを選んでいただける便利なギフトとして、カタログギフトも人気となっております。

<もらってうれしい♪お歳暮商品ベスト5>

順位 男性編 女性編
1位 ビール・発泡酒 カタログギフト
2位 カタログギフト ハム・ソーセージなどの肉・肉加工品
3位 ハム・ソーセージなどの肉・肉加工品 洋菓子
4位 商品券・ギフトカード ビール・発泡酒
5位 コーヒー・紅茶・日本茶 商品券・ギフトカード

お歳暮として贈ってはいけないものは?

お世話になった人へお礼の気持ちをこめて送るお歳暮ですが、送ってはいけないタブーとされている品物があります。
これを知らずに送ってしまうと、相手を不愉快にさせてしまう可能性があったり、マナー違反になってしまう場合もありますので、しっかりと確認し気をつけるようにしましょう。

NGアイテムイメージ

【ハンカチ】
ハンカチは漢字で「手巾(しゅきん)」と書き、「手(て)巾(きれ)」とも読める為、手切れという意味で捉えられてしまう場合があるので避けた方が良いとされています。
【筆記用具・時計】
筆記用具や時計はもっと勉学に励めという意味を持つ為、目上の方や取引先のお相手などの贈答品には適していないので避けましょう。 
【カバン】
鞄は通勤を連想させる為、目上の方には失礼と捉えられる可能性もありますので、避ける方が良いでしょう。
【靴下や下着や肌着】
靴下は相手を踏みつけるという意味があり、下着や肌着はみすぼらしい恰好をしているという意味で受け取られてしまう場合がある為、贈らないようにしましょう。
【ハサミや刃物】
刃物は相手との縁を切るという意味を持つことから、避けた方が良いでしょう。

ただ、絶対にタブーというわけではなく、親しい友人や家族相手ならあまり難しく考える必要はないので、ケースバイケースで贈り物を選ぶようにしましょう。



お歳暮に食べ物が多いのはなぜ?

他家に嫁いだ娘がお正月の歳神様にお供えする祝い肴(新巻鮭、塩ブリ、数の子)を実家へ贈った習わしが残り、今日の贈答品に「新巻鮭」がよく用いられます。
また、米、鏡餅、酒などの食材には特別な力があると考えられていた為、祭りなどのハレの日におけるお供えものとして用いられ、それをみんなで分かち合って食べる事で、神様と人間との共同飲食をするという事が贈答の重要な目的で、それが現在の食料中心のお歳暮に繋がっているとも言われています。